損する個人年金は絶対やるな!!
我々ふつうの会社員にとって大問題である「老後」。
漠然とですが「年金だけでお金足りるのかな。足りなくなったらどうなるんだろう」
という不安を抱えている方も多いと思います。
我々ふつうの会社員が使える老後の資金作りのツールは以下の3つではないでしょうか。
・貯金
・個人型確定拠出年金(iDeco)
・個人年金保険それぞれ特徴がありますよね。
老後の資金作りにどのツールを使うか決める際に重要なのは以下の3点です。
①元本割れしないこと。
②(時間を味方につけて)大きく増やしていけること。
③節税効果があること。
1と2は矛盾してます。
元本割れしないで大きく増やすことはできません(そんな金融商品は疑うべきです)。
大切なのはバランスですね。
今回はその中で個人年金についてご紹介します(^^♪
公的年金と個人年金保険の違いとは
公的年金は加入必須
お住いの市区町村で加入する国民年金や、
会社で加入する厚生年金は、国が加入を義務付けている「公的年金」です。
日本国内に住む20歳以上の人は全員加入しなければなりません。
ただしきちんと保険料を納めていれば、受給資格を満たした際にはこのような年金を受け取れます。
高齢になったときの【老齢年金】
重度の障害を負ったときの【障害年金】
一家の大黒柱が亡くなってしまったとき遺族へ給付される【遺族年金】
個人年金保険は任意加入
生命保険等と同じように民間の保険会社から販売されている「個人年金保険」は、老後資金のために自分の好きな金額を積み立てられる、比較的自由度の高い年金です。公的年金とは違い、特に加入は義務付けられていません。
個人年金のデメリット
途中解約で元本割れ 個人年金のデメリットとしては、
元本が保証されない場合もある点が挙げられます。
これは他の貯蓄型保険商品にも当てはまるデメリットで、
短期間で保険を解約する場合などには、
解約控除として一定額が差し引かれて返金されることになります。
また、満期終了しない場合にも、元本が保証されない場合も多いです。
突然大金が必要になったからといって、
安易に解約すると損益を生むことになりかねません。
そのため、個人年金保険は、
保険を開始する前にしっかりと計画を立てておくことが必要です。
急な出費や緊急時にも、
個人年金保険を解約せずに貯蓄し続けることができない場合には、
元本割れのリスクがあることを認識しておきましょう。
元本割れになっても保険を解約する必要が出てくる可能性がある場合には、
個人年金保険よりも安易に出し入れが可能な
貯蓄方法を選択する方がメリットが大きい場合もあります。
インフレのリスクがある
個人年金の公的年金と異なるリスクとしては、
インフレのリスクが挙げられます。
公的年金の場合は、インフレに合わせて年金額が調整されることになります。
しかし、個人年金保険の場合は支払い額やそのプランに応じて
老後に受け取れる年金額が変化するので、
インフレが進んだ場合にはそのリスクを負担しなくてはならないかもしれません。
定額年金の場合は、契約時に将来受け取る年金額を決めます。
将来いくら受け取れるのかがわかるのは、
老後のライフプランを立てる上では計画が立てやすいというメリットになります。
一方、インフレが進んだ場合にもその受け取り額が変動しないので、
その分の負担が出る場合もあることを認識しておきましょう。
まとめ
個人年金保険はお宝保険と呼ばれる、
非常に利回りが高く設定されていた時期もありましたが、
現在のマイナス金利と言われる環境では利回りは高くありません。
是非今一度自分に必要なものか再確認していきましょう!!