令和に必要な金融・投資知識ブログ

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定年前に脱サラするためのFIREとは!?

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FIREとは?

働かずに生活費を得る新たなライフスタイル FIRE
「Financial Independence Retire Early」の頭文字を取ったものです。
「Financial Independence」は経済的自立、
「Retire Early」は早期退職と訳されますが、つまりは若い年齢で経済的自立を果たし、
一般的な定年年齢を前に仕事を辞めることを指します。

ここで言う経済的自立とは、働かなくても生活するのに十分な収入がある状態のこと。
収入は、投資などで不労所得を得るとされています。

FIREのアイデアは1990年代にアメリカで生まれ、
2010年代に入ってから実践者のブログなどによって一気に広まりました。
今では世界的な流行語になっています。
早期退職も、投資による不労所得も従来からあったものですが、
何が新しいのでしょうか? FIREには特徴的なメソッドがいくつかあります。

そのひとつが、「早期に、年間生活費25年分の資産を貯蓄すること」です。
あるいは、何歳でリタイアするかによって貯蓄すべき金額は変わるのでは?
と疑問に思うかもしれません。

FIREでは、年齢にかかわらず、
最低25年分の生活費を貯蓄できた時点でリタイアしてOK、としています。

その理由は、次に説明する4%ルールと密接に関わっています。
4%ルールとは、「一年間に取り崩して良い金額は資産全体の4%まで」とするFIRE独自の基準。
資産は生活費25年分なので
、年間4%ずつ消費しても25年間は貯蓄だけで生活できることになります。

しかし、リタイアしてから26年目以降はどうしたら良いのでしょう?
そこで必要になるのが資産運用です。
もしも貯蓄した資産を株式や債券、投資などで実質利率4%以上に増やすことができれば、
資産を一切目減りさせることなく維持できる……というのがFIREの基本的な考え方です。 
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海外FIRE本はアラフォーでのリタイア推し
海外、特にアメリカで著されたFIRE本は、
40歳前後の早期リタイアという大きな目標を掲げます。
これは確かに夢のある話です。

しかし実現性を考えると難しいものがあります。
日本でいえば早い段階で年収600万円以上、
できれば1000万円を目指すようなキャリアアップが欲しくなり、
また毎年年収の50%以上をためるくらいの節約も継続する必要があります。

資産運用においても国内外へのインデックス投資では物足りず、
高いリスクを取った運用を模索することになります。

そのための時間的リソースも大きな負担となるでしょう。
それでも、あなたがもし20歳代で覚悟をもってチャレンジするなら、
FIREを真剣に目指してみてください。
周囲に笑われても気にする必要はありませんし、
むしろ伏せておくくらいがいいでしょう
(カネ目当てで近寄ってくるような偽物の友情にも注意してください)。
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FIREに必要な金額?
正解は人それぞれなので即答できないのです。
家族の人数も住んでいる場所も、
その人の稼ぐ能力も投資技術も違うので、適当に答えられません。
とはいえ、とっかかりとしての目安が知りたいというお気持ちもわかりますので、
ここで検証してみましょう。

アーリーリタイア後に必要な資産の設定方法としては、
2つのアプローチがあると思います。
1つは「資産額先行型」です。
まず先に
「資産をいくら積み上げるのか」もしくは「積み上げられるのか」を考えてみます。
たとえば、40歳で5000万円貯めたらアーリーリタイアする、
というように金額から決める方法です。

そしてアーリーリタイア後はその資産にフィットする形で、
生き方や生活をダウンサイジング。
つまり日々の節約や工夫により、
これまでより少ない金額でも暮らしていけるように、生き方や生活を変えていきます。

もう一つが「人生設計先行型」です。
これは自分が望む生き方や生活様式……
つまりアーリーリタイア後の人生をどう生きたいかを先に決めます。

そのうえで、
自分が望む生活を送るためには資産がどれだけ必要かを考えていきます。
人生設計先行型か、このいずれかをまず選んでください。
仮に資産額先行型にしようと考え、
資産5000万円の目標を立て、実際に5000万円に到達したとしましょう。
するとどうなるか。
人間って不思議なもので、それだけでは安心できなくなります。
5000万円貯まれば7000万円欲しくなるものなのです。
そして、7000万円に到達すれば、次は1億円欲しくなる……。
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FIREメリット5選
やりたくないことをしなくていい
選択肢が増える
時間に縛れない
お金の心配事がなくなる
お金を稼ぐスキルが身に付く

FIREを目指す一番のメリットは
やりたくないことをやめることができることです。

サラリーマンは多くの場合毎月の支払いに追われて、
支払いをするために働いています。
FIREではそんなラットレースから抜け出すことで
自由で豊かな生活を送れるようになります。

FIREできなかった場合でも
FIREを目指すプロセスでマネーリテラシーが身に付きます。
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FIREデメリット3選
資産を切り崩す
精神的な不安
予想外の出来事で資産がなくなる
何をしていいのかわからなくなる

FIREを目指すことでデメリットはありませんが
達成した後に起こる不安はあります。

FIREの2つの大原則は過去の信頼できるデータから
導き出された最適解ですが未来のことは誰にもわかりません。

FIREはそもそも世界経済が今後も成長し続けることを前提として考えられて
予想が外れた場合は資産がなくなる可能もあります。

またFIREを達成するまでは貯蓄率を上げて投資を継続していきます。
計算上はFIREできる金額になっても
本当に資産を切り崩し始めても大丈夫なのかという見えない敵と戦わなければいけません。

FIREを達成してみると時間があまり過ぎて
何をしていいかわからなくなるという状態になる人もいます。


まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事ではFIREについてご紹介しました(^^♪
是非一度自身の生きたい生き方を見直していきましょう!!